フュージョンのリアサスを汎用品のサスでローダウンしてみたよ

フュージョンのリアサスを汎用品のサスでローダウンしてみたよ

こんにちは。

先日、フュージョンのフロントサスペンションを交換してローダウンしてみました。

参考記事:フュージョンのフロントサスを汎用品のサスペンションに交換してローダウンしてみた

 

フロントを下げたらリアも下げたくなる!

ということで、今回はリアサスも同じように汎用品のサスペンションでローダウンしてみました。

結論からいうと、ちょっと苦戦したけどローダウンができました。

前後合わせてちょうど3〜4センチ程度のダウン量かな。

フュージョンのローダウンをしたいけど、良いサスペンションがみつからない!っていう人はぜひ参考にしてみてください。

 


フュージョンのリアサスについて

フュージョンのリアサスは左右で取り付け部の形状が違います。

右側がコの字型(マフラー側)で、左側がブッシュ式。

これが汎用品のサスを使う上での最大の問題点。

なぜなら左右で同じサスが使えないからだ。

長さを揃えた違うメーカーのサスを用意する必要が出てくる。

取り付け部の形状だけが違う、同じ長さのサスがあれば問題は解決できるのだが、

残念ながら僕には見つけることができなかった。

で、結局考えた末に選んだサスはこちら。

 

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フロントのローダウンの際に選んだデイトナの285mmの汎用サス。

なるべくフロントと同じメーカーで揃えた方がいいかな〜って思ってデイトナ製をチョイス。

 

もう一個は、シフトアップ製の280mmを選びました。

 

 

は?長さが左右で違うやん!って思いましたか?

その通りです。

でも同じ長さで取り付けできそうなサスが他になかったんですよね。

 

純正サスとの比較。

これでおよそ4センチメートルのローダウン量。

 

で、考えた解決策は、

サスのスプリングの強さを調節して長さの違いをなかったことにする、という方法。

  • 長いほうのサスのスプリングを弱く
  • 短いほうのサスのスプリングを強く

これならば乗り心地は問題ない。。。はず!

プリロード(イニシャル)調整というやつですね。

厳密に言えば問題があるのかもしれないけど、まあ5mmの違いしかないんで誤差の範囲かと。

街乗り中心だし、サーキットでレースするわけでもないしね。

 

作業開始!

それでは作業に取り掛かります。

 

シートを外す

リアサスの交換をするには、まずシートを外します。

シートはボルト1本で固定されているだけなんですぐに外せます。

 

シートを外した状態。

 

シートを外すと、奥の方にリアサスが見えます。

 

アンダーカウルを外す

次にアンダーカウルを外します。

これもネジとツメで固定されているだけなので簡単です。

慣れれば5分で外せます。

 

外しました。

これでリアサスがはっきり見えるようになります。

 

タンデムバーとキャリアを外す

タンデムバーは4本のボルトで固定されています。

これも5分もあれば外せるでしょう。

 

キャリアを外すとセンタースタンドが上がらなくなるので、外す前にセンタースタンドは上げておこう。

 

リアカウルを外す

最後にリアカウルを外します。

固定している4本のボルトを外したら、上方向に持ち上げるとカパッと外れます。

 

リアカウルを外した状態。

このとき、フュージョンSEの場合はハイマウントの配線が繋がっているので無理に引っ張らないように注意。

カウルを完全に取り外す必要はないので、配線はそのままでOK。

要するにリアサスを固定しているボルトに工具がアクセスできる隙間さえ作ればいいんです。

 

こんなかんじ。

これで工具がリアサスにアクセスできます。(写真は交換後に撮影しているので既にデイトナサスに交換済み)

 

リアサスを外す

ここまで来たらボルトを緩めるだけで外れますが、絶対に片方ずつ外すこと。

両方同時に外すとメチャクチャ車体が落ちるので注意。

1人で作業するならジャッキアップが必須です。

 

ここで問題が発生!

ここまでは順調に進んできたのに想定外の出来事が!

それは、サスのブッシュとボルトのサイズが合わないこと。

デイトナもシフトアップもそのままでは上側も下側も取付不可でした。

 

解決策として、前回フロントのローダウンしたときにデイトナの汎用サスに付いてきたカラーを上側に使用。

初めから入っているブッシュにそのまま入れてあげればOK。

 

こんなかんじね。

サイズの合うカラーならなんでもOK。

もしカラーがなくても大丈夫。

カラーはバイク屋さんやホームセンターで入手できます。

これで上側は両方ボルトのサイズが合うようになります。

 

シフトアップのサスの下側は初めから入っているカラーを抜いてください。

そうしたらブッシュの部分にCRCを吹いて、そのままサスを取り付ける部分に押し込んであげます。

 

見た感じ入りそうに見えないですけど入りますw

ちなみに反対側のデイトナサスの下側はそのままでOKです。

サスを取り付けたら全部を元に戻して、、、

 

無事取付完了!

これで前後共にローダウンできました。

 


サスの強さを調節しよう

テスト走行したときに、大きな段差でマフラーがアンダーカウルに接触してしまうことが判明。

 

接触した部分のカウルが少しだけ溶けてしまいました。。。

原因はサスが柔らかくて沈み過ぎること。

ローダウンしたフュージョンではよくある症状です。

ということで、プリロード(イニシャル)調整していきます。

乗り心地にも影響するので好み次第ですが、僕はサスペンションのプリロードを一番固く調整しました。

結果、二人乗りでも問題なく乗れるようになりました。

フュージョン独特のフワフワ感は少しなくなるけど、こればっかりは仕方ないですね。

ちなみに、調整するときはアンダーカウルを外すだけでOKですよ。

 

サスの調整にはフックレンチという工具を使います。

引っ掛けレンチという呼び方で呼ばれることもありますね。

もし持っていないなら一個持っておくと後で役に立つかも。

もし、サスペンションを調整してもカウルにマフラーが接触する場合は、

ローダウン対応のマフラーに交換するかダイエットしましょう!

 

フュージョンのローダウンまとめ

汎用品のサスペンションで、前後合わせて3~4センチのローダウンに成功しました。

走り心地もとくに問題ありません。

サイドスタンドも交換が必要かと思いましたが、ギリギリ大丈夫そう。

また、素人作業で安全面がちょっと不安だったので、近所のバイク屋の兄ちゃんに大丈夫か聞いてみましたけど問題はないそうです。

フュージョン用のローダウンサスどんどん入手が難しくなってきています。

今回使った汎用サスを使えば、前後合わせて約2万円以下でローダウンが実現できます。

もちろん、今回使用したサス以外にもっと良いやつもあるかもしれません。

色々と探して乗り心地の違いを試してみるのも面白いかも。

今回の記事がフュージョンのローダウンに悩んでいる人の参考になれば幸いです。

それではまた。

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